エンジニアは定時で帰宅する人よりも、残業を行ってから帰宅する人の方が多い傾向にあります。これはIT系の職業における特徴に原因があるでしょう。インターネットが24時間利用できるものとなったことにより、常にシステムのメンテナンスや管理が求められるようになっています。24時間の運営に対応するには、1人の社員が労働を行う時間を増やす必要があるでしょう。

製品を作り上げる役割を求められているエンジニアの場合も、繁忙期には残業を行うことが求められます。クライアントとの契約の際に決めた納期を守るためには、作業時間を増やして製品を作り上げる必要があるからです。残業を行う社員が増えることによって、仕事量を増やせるというメリットも得られます。

残業が多いことで、プライベートの時間が減ってしまうため、社員側にはメリットがないように見えますが、金銭面でのメリットが得られるでしょう。残業を行えば、残業手当が支給されます。残業を行った時間が長ければ長いほど、残業手当の金額は上がります。そのため生活費に余裕がない人は、残業を多く行うことを心掛けるのが良いかもしれません。

繁忙期に入っているときには残業を免れるケースは少なくなりますが、仕事量に余裕がある時期には残業を行う必要がない場合もあります。金銭面での余裕がある人は、無理に残業を行うよりも定時に帰宅してプライベートの時間を増やすのも良い時間の使い方と言えるでしょう。